米アレルギーとヒノキの花粉症

米アレルギーは近年増えてきています。これは、イネ科の花粉症の人が増えたためと考えられています。イネ科植物であるカモガヤやハルガヤなどは、空き地や公園、行楽地などの子供を中心として接触しやすい場所に生息しているために花粉症が年々増えています。イネ科植物の花粉症をもつ人が花粉のアレルゲンの一部と似た構造を持つ食品を摂取すると、口腔アレルギー症候群という口の中や喉が痒くなったり、口唇が腫れたりしびれたりするアレルギーを引き起こします。更に、イネ科植物の場合、イネ科の小麦や大麦、イネ科ではありませんが米などに対するアレルギーも誘発します。このようにして、イネ科植物の人が米アレルギーになることが増えているのです。米アレルギーになると、米を原料とするお菓子や食品は食べることはできなくなります。
イネ科植物以外にもシラカバやハンノキ、キク科植物のヨモギやブタクサ、スギ、やヒノキでも口腔アレルギー症候群が現れます。
スギとヒノキは交差反応しやすく、ヒノキの場合、スギの原因となる食品にも交差反応します。原因食品としては、バラ科のリンゴやモモ、ナス科のトマト、ウリ科のメロン、マタタビ科のキウイなどがわかっています。
また、ゴムの原料であるラテックスでも野菜や果物と交差反応をすることが知られていて、ラテックス・フルーツ症候群と呼ばれています。ラテックスに反応する原因食品として、ヒノキの原因食品である、ナス科のトマトやマタタビ科のキウイが含まれています。この他にも多くの野菜や果物がラテックスと反応することが知られています。
口腔アレルギー症候群やラテックス・フルーツ症候群の原因になる食品は、反応を示す同じグループの他の食品にも交差反応するおそれがあります。